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2009.08.10

夏風邪対策

甲子園の高校野球が始まる時期になりました。夏でも子供さんが風邪をひかれる方が結構います。子供さんの風邪薬をお渡しする際にいろいろ質問される内容をまとめてみました。

「熱さましの使い方」
熱がでたから、熱さましを使わなければいけないなどと言うことはありません。風邪の熱だけで脳に障害が残ることはありません。熱にはウイルスの増殖を押さえ、抗体を作る働きがありますので、熱さましはそのじゃまをしてしまうことになります。熱さましを使うと発熱日数が長引くという報告もあります。ですから、熱さましは、38℃以上でつらそうにしていたら使ってあげても良いですが、38℃以上でもケロッとしているような時は使わなくても大丈夫です。熱さましには、病気を治す力はなく、一時的に熱を下げるだけの働きしか持っていません。熱が高い事=重症とは限りませんので、熱を下げることばかりに気を取られないようにしましょう。また、熱さましは種類によって多少違いますが、使っても一日2〜3回までが原則ですので、最低でも6〜8時間くらいあけて使うようにしてください。
「坐薬は強い?」
ときどき、熱さましで「坐薬はつよいので・・・」ということを耳にします。坐薬だから強いということはありません。同じお薬を同じ量使えば、飲み薬も坐薬も効き目は同じです。ただ、坐薬の中には飲み薬の2回分をまとめて1回分として使うように作られているものもありますので、強いという印象を与えるのかもしれません。吐き気を伴っているときには坐薬を使い、下痢の時や坐薬をきらう子の場合には飲み薬を使うのが良いと思います。坐薬は量の調節が難しいが常備できるのに対し、飲み薬の場合は量はその子の体重にびったりの量で作れます。一方飲み薬の中で水薬は長くとっておけないなどそれぞれ利点・欠点がありますので、それぞれの特徴を生かした使い方が大切かと考えます。
 
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「風邪とおふろ」
「風邪をひいたらお風呂はダメ」というのが、昔は常識でした。でも、今は違います。風邪気味でも熱がなければお風呂に入ってかまわないのです。一日を通して37.5℃以下でしたら、湯冷めに気をつけてお風呂に入れてあげてください。お風呂の蒸気はのどに適度の湿り気を与え、皮膚を清潔にして新陳代謝を高め、さっぱりすることでぐっすり寝られるなどお風呂に入ることの利点が見直され、最近では「風邪気味=お風呂はダメ」という従来の考え方は否定されています。
「下痢の時の食事の注意について」
 まだ、乳飲み子の場合、母乳の場合は一回に与える量を減らしてください。ミルクの場合はできるだけうすめてください(できれば半分くらいまでうすめてほしいのですが、うすめすぎるとのまなくなりますので、のむ範囲でだきるだけうすく)。
 食事の内容は、消化の良い脂肪の少ないものにしてください。食事の内容は下記を参考にしてください(大人でもおなじです)。よく離乳食をやめてミルクにしていたということを耳にしますが、離乳食が十分食べれるのなら、ミルクより離乳食が下痢の時には好ましいので、ご注意ください。
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  下痢の時、好ましい食事       下痢の時、禁止するもの
   *野菜スープ・おろしたリンゴ    *コーラ・サイダー
   *うどん・パン・おかゆ       *牛乳・コーヒー
   *湯ざまし・うすい番茶       *牛肉・豚肉・ごはん
   *スポーツ飲料(冷たくしないで)  *ケーキ類・菓子・アイス
   *豆腐・卵・白身魚 
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「副腎皮質入りの塗り薬ってこわいの?」
 確かに、副腎皮質入りの塗り薬には副作用がいろいろとあります。カビをはやしてしまったり、皮膚がカパカパになってしまったり、長期間使っていると全身的な副作用も起こってきます。しかし、最近のマスコミによる報道などでは、あまりにこの副作用のみが強調されすぎているような気がします。確かに副作用はありますが、きちんとした管理の元に使えば決してこわいものではありません。主治医の指示にしたがって、上手に使って上げるのがお母さんの役目かと思います。

 (織田店 矢納真吾)


Posted by 織田店

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