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2009.02.19

《花粉症》あなたは気づいていますか?「インペアード・パフォーマンス」

この季節世間を賑やかす花粉症。
毎年マスコミでも大きく取り上げられ、またマスクやメガネなどをはじめ花粉症シーズンを乗り切るための商品も数多く発売されています。
すでに対策をとっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
今年は鼻用のマスクが人気とのことです。

花粉症対策は大きく3つに分けられます。
(1)花粉を取り込まない:マスクやめがねをつける。外出時間を選んだり控えたりするなど
(2)花粉に対抗できる体をつくる:食事のバランスに気を付ける。規則正しい生活を心がけるなど
(3)医師や薬の力を借りる:病院で薬を処方してもらう。市販薬を飲む。医師の治療を受けるなど

アンケート結果では最も効果があったのは「病院でお薬を処方してもらう」でした。
「飲み薬は眠くなるから困る」という意見も多くあったのですが、効果という点からはダントツのようです。

このように効果的なお薬ですが、眠気以外にもお薬の成分が脳に移行すると「インペアード・パフォーマンス」が起こる可能性があるということをご存知ですか?
あまり聞きなれない言葉ですが、花粉症の治療に使われている抗ヒスタミン薬で引き起こされる「気づきにくい能力ダウン」のことです。具体的にはミスが増える、集中力が下がる、作業能率が低下するといった状態で、眠気と違って薬が原因で起きていることを自覚しにくいことが特徴で見過ごされていることも多いようです。
しかしこのような状態は職場や学校での影響は大きなものと思われます。

昨年から文部科学省でアレルギー疾患用の学校生活管理指導表が公表されました。花粉症に対してどのような治療を行ない、学校ではどんなことに注意して欲しいかを記入することで、学校・家族・医師間の連携を図るための用紙です。お薬によって集中力や判断力の低下、授業中の居眠りなどが起こるかもしれないのでその際は知らせて欲しいと記載しておくとよいでしょう。

現在はお薬の服用で花粉症の症状をある程度コントロールできるようになってきました。 しかしお薬によってパフォーマンスが下がるようでは、治療に対する患者さまの満足度は下がってしまいます。パフォーマンスの低下が花粉症によるものなのか、薬によるものなのかを判断することは難しいことです。しかし重要なことですので、日頃から注意しておき、そのような症状がみられたらきちんと医師に伝え相談してください。
またパフォーマンスを下げにくい薬もありますので、ぜひ私たち薬剤師にご相談ください。

花粉の飛散はこれから増加し、花粉症の症状も数ヶ月続くことでしょう。数日さえガマンすればいいと言うものではありません。春は仕方ないとあきらめず、花粉が飛ぶ期間もお薬を利用して有意義に過ごしたいものですね。
(加賀店 小川 美佐)


Posted by 加賀店

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