「病気や薬のことをもっと知ろう」シリーズ


2010.05.08

病気や薬のことをもっと知ろうシリーズ[16]薬物相互作用について③

前回に引き続いて吸収に影響を与える薬物相互作用について書いてみます。

③吸収前に細胞内で代謝される。
  小腸粘膜細胞にある酵素の中の一部には、ある薬物に対してその薬物を吸収する前に
  代謝してしまうため、薬物の吸収量が減るようになっている。ただその同じ酵素で
  代謝を受ける薬物を2種類たまたま一緒に服用すると、代謝されやすい方の薬物だ
  けが通常通り代謝され、もう1つの薬物が代謝を受けなくなる為、その薬物の吸収量が増えて、過剰な働きあるいは副作用が出やすくなるケースがあります。

④一度吸収された薬物が細胞内から腸管腔内へくみ出し。
  小腸粘膜細胞にあるP糖タンパク質というのは、一度吸収された薬物を細胞内から
  腸管腔内へ排泄させるという働きがあります。
  リファンピシンという薬物はこのP糖タンパク質を増加させるので、この薬と同時に服用すると他の薬物の吸収を減らすことがあります。

次回は分布に影響を与える薬物相互作用について説明します。
  (大学前店 阪下春夫)


Posted by 大学前店

コメント

コメントの投稿
名前  
メールアドレス  
URL  
タイトル
コメント
パスワード
Cookieに保存

「病気や薬のことをもっと知ろう」シリーズ


RSS2.0

login



ページの先頭へ戻る