昨日、「漢方薬の服薬指導について」という講演会に行ってきました
基本的な漢方の使い方について丁寧なお話しがありました
その中で「落語に出てくる葛根湯医者」という話題がありました
落語の枕話の一つ。「頭が痛い」「腹が痛い」「目が痛い」などのどんな患者にも葛根湯を処方して誤魔化してしまう。しまいには付添いの人にまで「まあ、いいから」と葛根湯を飲ませるという藪医者の話といわれていますが
この葛根湯
風邪の初期はもちろん、肩こり、乳腺炎にも用いられます
中国では、体を温め、眠気を取ることから「受験生の薬」と呼ばれるそうです
ということは、この落語
漢方薬というのは数種類の薬剤を調合した物であるから、必要とあらば一つの処方でも取捨選択次第で何種類ものバリエーションが存在するため、それを使いこなせる知識を持った名医であるという意味合いなのかもしれません
カテゴリー:専務のため息