「サリドマイド薬害が問う、医療の在り方」
<a href="http://www008.upp.so-net.ne.jp/ishizue/">財団法人いしずえ</a> 増山ゆかり先生の講演会に参加しました
サリドマイドは1957年「妊婦や小児が安心して飲める安全無害な薬」という謳い文句で睡眠薬として発売されました。その後、胃腸薬にも配合され妊婦のつわり止めとして販売されました
1961年西ドイツのレンツ博士は手足に奇形を持って生まれた子供たちとサリドマイド剤との因果関係の疑いを学会で発表し、10日後には欧州各地で製造・販売が中止され回収が始まりました。これが世に言う「レンツ警告」です
しかし日本ではこのレンツ警告を「科学的根拠がない」と見解を出し、販売は1962年9月まで続きます。
専務は1961年8月生まれなので他人事とは思えません。
増山先生のバイタリティとアグレッシブな発言に感銘を受けました
「専門家の沈黙による加担」「必要なものは正義」など医療に携わる者にとって忘れてはいけない言葉です
一緒に聞いていた薬学生にもきっと伝わっていると思います
カテゴリー:専務のため息