福井県美浜町新庄で1日、伝統の「八朔(はっさく)祭り」が行われた。男性のシンボルをかたどった「神棒」を手にした天狗(てんぐ)が女性や子どもを追い回し、山あいの集落に歓声が響いた。
五穀豊穣(ほうじょう)を願う行事で、数百年前から伝わるとされる。区内を東西に分け、午前と午後に営まれた。神酒が入った樽御輿(たるみこし)をかついだ区民の行列が集落内を巡り、日吉神社に神輿を奉納した。
道中、露払い役の山口直也さん(34)ふんする天狗(てんぐ)が神棒を袖の下に隠し持ち、見物の女性や子どもに突きつけた。神棒で突かれると子宝に恵まれると言われるが、女性たちは天狗から逃げ回り、泣き出す子どももいて、周囲は笑いに包まれた。
<a href="http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/event_calture/30202.html">福井新聞オンライン</a>(2011年9月1日午後6時10分)
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